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船越康弘さん講演録~あなたは自分の人生をどうイメージしますか?~  【ムックマム17号より】

【今やりたい事はなんですか?】

 私は岡山で15年間民宿をしていました。ありがたい事にたくさんのお客さんが来て下さり、気がついた時には自分でもびっくりするくらいたくさんの本を書いていました。講演の方も最後のころは年間300本を越えました。ある意味で絶好調だったんですね。だけどそういう時点で全部一旦捨てました。それから 2000年問題があったんで、一切外部のエネルギーに頼ることなく完全自給の家という理想の家を作ったんですが、1ヶ月しか住まずにニュージーランドに行った。あらゆるものを捨てて行ったんです。

 何故かというと、大切な事は今何がやりたいかって事だからです。自分の存在をどこまで信じていられるか。私たちは捨てれば捨てるほど大切なものが手に入ってくる。例えば、今ニュージーランドに行ってみたいなと思うでしょ?思ったらだいたい50%叶っているんです。だけどたいていの人は行けない。何で行けないかというと、「だって」「しかし」なんです。できない理由を探すのが好きなんですね。それでどうするかというと、「私は悪くないんだけども周りの条件が整わないから行けない」。何をとっても周りの条件の責任にする。条件が変われば行けると。そうじゃないんです。条件は超えるものなんですよ。大事なのはやりたいかやりたくないか。私が常に大切にしてきたのは直感とイメージです。自分がこれしたいなと思ったらまずするんですよ。すれば後から条件はついてくる。本当にその人がやりたいと思ったら一切準備は要らないんです。準備を全部やった時には皆さん死んでいますから。準備ができた時には棺おけの準備しかできてないんです。人間は今生でやれる事は一回だけしかないですから。

 今回、私がもっともお伝えしたい事は、皆さんが自分の人生をどうイメージするかという事です。皆さん一人一人に必ず神様がついているということなんです。だから生きてるんですよ。シュタイナーの言いたいことはひとつだけ、神様がいて、神様から見れば私たち一人一人がお大切な存在なんだということです。

【イメージが体を作る】

 子どもがアトピーで悩んでるお母さんがいるんですが、「この子がアトピーでさえなかったら」って言うんです。私は「子どもがアトピーだったから学べたことだっていっぱいあるじゃないですか」と言ったんです。この子のアトピーさえなかったらという事は、アトピーで存在している自分の子を否定しているんですよ。アトピーという条件さえなかったら私は愛します。そういう気分で接しているという事は、どこかでお母さんは自分を否定しているという事でしょ。そうしたらどんな治療法をしても治るはずがないんですよ。そこが一番大事ですよ。まず許容していくということ。私たちの病気を治すのは薬でもなんでもないんです。私たち自身なんです。私たちがイメージした通りになったんです。だからシュタイナーは、まず意識が存在する。思いが存在する。この思いが気のエネルギーを生じる。その気というエネルギーが回る事によって、血が回る。そしてこの血液が回る所にこの肉体ができると言っているのです。今の治療はこの一番最後の肉体をいろいろいじくりまわすんですよね。この意識をちょっと変えればパッと治るんですが。

 わかりやすい例をひとつ言いましょう。
ある女性が10年前に重度のリウマチになりました。この女性は玄米食の指導者に指導してもらって3、4ヶ月で完治しました。その先生は非常に厳しい方で、指導の間中、陰性の物を食べたらあなたはすぐ冷える、動物性のものは血液を酸化させる、あーだこーだ…。もう山ほど脅してるんです。脅されるからこの人はほとんどマインドコントロール。治ったから食べたい。そして食べる。しかし言われているから陰性のものを食べたら手足が冷える。イメージ通りの体になるわけです。でもその人はそれがわからなかった。やっぱり先生の言うとおりだと。

 それから10年間、もうその呪縛から離れられない。それで、どうなったかっていうとご主人とうまくいかない。家の中はぐちゃぐちゃ。ここで大きな問題は、その人は玄米菜食という“正しさ暴力”で支配されたということなんです。食事をするっていう事の目標を決して見誤らないでください。私たちは健康になるために生きてんじゃないですよ。私たちは、体の設計図どおりの食べ方、生き方、ものの考え方、生活の仕方、人との接し方さえしていれば100%健康なんです。そしてどんな夢でも叶うんです。玄米菜食は手段なんです。でもその人は健康のことしか頭にない。健康健康健康…健康のためなら命もいらねえ。(笑) 笑ってますけどそんな人いっぱいいますから。

 そして、その人達は、「自分は玄米菜食で正しい食事をしている。その食べ方以外は邪食だ」と言うんです。玄米食している人は日本全体で0.1%しかいないのに、その玄米菜食をしている0.1%の人間だけが正しくてその他の99.9%は間違いだから、みんな邪なんだと。自分が知った、たった一つの理論で、それ以外の素晴らしい愛に満ちた一人一人を裁いて切ったんです。たまたま自分がそれで治ったからといって、その理論で他の人すべてを裁くなんてとんでもない傲慢ですよ。

【感謝の心をもって食事を】

 10年間リウマチで死にそうだったその人は、私の本を読みながらぽろぽろ泣けてきたんだそうです。それで私に会うためにニュージーランドに来てくれましたので、いろいろ私もお伝えしました。運動が大事だから毎日2時間ずつ歩いてもらったんですけど、下向いてしょぼーんと歩くからそんな歩き方をしないで「おいっちに、幸せだ。おいっちに、運がいい。おいっちに、健康だ」これ言いながら歩けって。言ったとおりの体になるわけですから。
 それでだんだん良くなって、帰られる前にワインとチーズでお別れのパーティをしたんです。ところが翌朝になってワインとチーズに添加物が入っていたから体の調子が悪くなかったって言うんです。ワインの後ろの小さな英語の字を全部辞書で調べたんですね。「わざわざそこまでして自分の調子が悪いのはこれだったんだって納得すんなよ」って言ってやりました。「こんな素晴らしいワインとチーズでパーティーをしていただけて、ああー私、幸せでありがたいって思え」って。そういう思いで食べて病気になると思いますか?そういうことが一番大事なんですよ。

 いろんな指導受けるのも大事、けれども目的を失わないでください。私たちは自由に楽しく生きるために食事をする。だから食事にとって一番大事なのは感謝の心を持って食事をするということです。もうそれだけで99%健康は叶っていますから。だから私の言う健康法ってのは、一切金がかからないんですよ。ハウツーでもなんでもないんです。

【夫婦の問題】

 私たちは自分自身の固有の命に気がつくために命を与えられた、という事に気がつくために病気になるんです。事故が起こるんですよ。何で事故ばっかし起こって私は不幸なのって思わんといてください。事故はその人が越えられるから起こったんです。できない宿題は絶対にないんです。そして、その自分が乗り越えるべきテーマを学ぶのに一番学びやすい相手が夫婦なんです。だから基本的には、夫婦はこの世の中で一番嫌なやつ、一番たいへんな相手と結婚するようになってます。それは私たちの選んできた事です。

 人はいいところが出る時と悪いところが出る時とあるから、決して人をいいとか悪いとかで裁かない。その人と縁があったという事を大事にして下さい。私たちはつい、自分の持っている正しさで相手を裁く。相手を裁くから私たちは不幸になるんです。でもどうしても我慢できなくて、こいつとは別れよう、もう一生付き合わないと思う時はですね、一つだけそれが許される場合があります。それは、その人のために本当に、自分の愛と誠実を出して出して出し切った、ここまでやったらいいよと自分で自分に言えたときです。これは大丈夫です。別れ時です。そこまでやってますか?自分の心に聞いてみてください。最終的には、自分は自分にウソはつけないものです。

【子どもの教育って】

 シュタイナー教育の基本的な目標は、その人にしかできないその人固有の役目に子ども自身が気がつくお手伝いをするということです。それを達成するための手段として、算数や国語を教えます。日本だったら一生懸命勉強して、知識をつけることが教育の目的なんですね。本来、子どもは四六時中知的欲求が高く、「これなに?どうして?」と言ってきます。それを「もっと勉強しろ」と、 “押し付けて強制して命令する”から、勉強は嫌なものだと思ってしなくなってしまいます。皆さんが本当に、その子の存在を信じてあらゆる物を捨てきれるかどうか。私は、シュタイナーを学んだ時に、シュタイナーが伝えたかった事はこういうことだと納得しました。
 そして子どもの教育の中でもう一つ大事な事は危険を体験させるという事です。生きるというのは危険とともに生きるということなんです。危険を避ける事って絶対にできないです。私たちが子どもに伝える事は危険を察知する勘なんですよ。

【子どもに愛の実感を伝える】

 私はいつも子どもに、「大人でも必ず間違いを起こしますよ、お前がおかしいと思ったことは注意をしてくださいよ、必ず謝るから」と伝えています。これってすごく大事な事です。まず子どもの存在そのものを認めたという事です。親が謝るということは、子どもと同じ位置に親がいる、親という権威を捨てて子どもの尊厳を認めるということです。これは“大切な事は、学校でもあらゆる地域でも、子どもがそれを発言していいんだ”ということにつながります。
 子育てっていうのは一言でいえばいいとこ探しです。シュタイナーは、人間にとってもっとも大切な教育は自然のゆったりしたリズムの中で子どもを育てる事だ、と言っています。今日と明日、少しずつ変わっていって私たちが生かされているんだというのを見せていく。子どもと散歩している時にも親が本気で感動する。親と一緒の原体験の時間をたくさん持っていると、大きくなった時に幸せを感じられます。そして自分がほんとに愛されているんだという安心感がありさえすれば、子どもは大きくなってひねくれもしないし、変な事は絶対にしない。それと、目の前でお父さんとお母さんがいつも仲がいい、これ以上の教育はないです。

【自分をまず満たす】

夜寝る時にもし「こんな私なんて」と思ったら、自分を抱きしめて、「私は私が大好き、大丈夫」って言ってください。誰を大切にする事よりも自分を大切にする事が一番大事です。「私なんて」と思ったら、その子どもがすくすくと育ちますか?まず大事なのは、私が満たされる事。私が幸せになる事。そしたら必ずそれが広がっていきます。「私がこんなにつらい思いをしているのに」と思うと人を愛せないんですよ。これが仏教でいう、「一隅を照らし、一隅を守り、万里を照らす」という事です。人を照らす事ばっかりやってですね、自分が暗くなっている人がいっぱいいるんですよ。私はまず私の務めとして奥さんと家族を幸せにする。そのためにまず、私が私の存在をどこまで許容できるかっていうことです。言うこと聞かないお子さんがどうだこうだっていう時に、シュタイナーはどうだとか言ってハウツーを学んでも、お母さんが満たされていなかったら子どもは幸せになれないです。これは間違いのない事です。

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