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船越康弘さんのお話…本当の自然食と2000年問題… 【ムックマム7号より】

 さる6月7日(1999.6.7)、新潟県西山町のひまわり歯科医院(鈴木公子院長)の一室で、岡山県にある民宿“わら”のご主人船越康弘さんとお話する機会をもつ事ができました。
船越さんは「人も料理も自然界において一本の道につながっている。素材のおいしさを最大限に引き出して、“おいしく、たのしく、ありがたく”」を料理哲学とし、自然食の普及のため、講演活動など全国を飛び回って多忙な毎日を送っていらっしゃいます。
 ノリの良い関西弁で面白おかしく聴衆を笑いに巻き込みながら、本質を突いた鋭い論評を繰り広げられる魅力的なキャラクターは、ご自身の深い経験と思索に基づいたものと思われます。自然食運動家の頂点に立っておられる理由もここにあるのではないでしょうか。




本当の自然食とは
 玄米、玄米と言うけど、玄米食べていてもうまくいく人と失敗する人がいる。その違いは、出発点が“感謝心”や“祈り”にあるか、それとも“われがわれが”にあるかの違いやないかな。“感謝心”というのは大根さん、人参さん、お米さんありがとうというい気持ち。“祈り”は世界中が幸せで、地球さんがきれいでありますようにというもの。一方“われがわれが”というのは、これを食べて自分が健康になれればいいという気持ちやね。

 玄米食べて元気になったとか、判断力が高まったという話をよく聞くけど、それは”玄米”やったからではないと思う。ここのところは間違ってほしくない。食べ物というのは、健康のポイントのだいたい2割ぐらいなもん。他に早寝早起きやの、体を動かすことやの、いわゆる環境やのいろいろある。とにかく、その人がリラックスできているかどうかが大切なんや。リラックスしていれば内臓はゆるんでくる。特に笑うっていうのは自然治癒力を高める最高の力。笑うことができるのは人間だけやからね。笑わんやつは人間やないよ。

 そして、病気が治るというのは血液がきれいになるということ、その一点。食事を変えて運命が変わったという人、よくいるけど、それは自分の血液がきれいになったから、周りにもきれいな血液の人が寄ってきたということやろうね。
 逆に“自然食、自然食”と頑張っていても病気になってしまう人もいる。「うちのだんなは毎日吉野屋の牛丼ばかり食べていたのに元気で、私は自然食していたのに乳がんになって…」という奥さんがいたけど、それならどんなものを食べていたのと聞くと、「朝食は無農薬の国産小麦と自然塩と云々でできた
無添加パンと、無農薬有機栽培の野菜のサラダに、国産圧搾法の菜種油からできたドレッシングに…」と喜々として答える。それで、ご飯はどれくらい食べていたかと聞くと、「一日にお茶碗1杯くらい」。こんなん“不自然食”やないか。

 人間を含めて動物というのは、その土地でできる食べ物を食べて生きていくように内蔵が設計されている。住んでいる環境に命を合わせて、生き残ってきたわけ。日本であればご飯、みそ汁、野菜…これが自然であって、有機、無農薬、無添加が自然食ではないんよ。玄米でなくても米で腹をふくらませんとね。だんなさんは吉野屋の牛丼でも、肉の下は全部米。米食ってきたということや。
 そして、自分だけ安全なものを食って健康になろうっていうのではなくて、食事をすることで自国の農林水産業にも貢献し、きれいな地球を残すということを考えられるようになってほしいと思う。自然食しながら合成洗剤を流しているようでは問題。共存という点から考えても、家畜に飼料を食べさせて肉と
して食べるより、飼料になる穀物(大豆やとうもろこし)を人間が直接食べるようにしたら10倍の人が生きられる。わざわざ肉にして食べるなんて、効率が悪いと思わんか?だいたい日本の食料自給率は30%というけど、ご飯とみそ汁、野菜だったら100%やないか。あれこれ輸入してきて食べて、自国の農林水産業をダメにして、不健康になって…。どこかでこれを断ち切らんとね。
 われわれの体の設計図と自然の配慮に狂いはない。それに逆らって、食べた事のないものを食べた親から生まれた子ども達に、今、アトピーというサインが出てきているんやないかな。



2000年問題
 コンピューターが年号を下二桁で計算しているために、今度西暦2000年になったらどうなるかということが大問題になっている。この対処というのは生産性もないし、みんな嫌がって後回ししてきたものやから、実際のところ何がどうなるかは誰にもわかっていない。とにかく今からでは間に合わんことだけは、はっきりしている。

 今の社会は何から何までコンピューターで動いているから、これは可能性の話にすぎんけど人工衛星や原発、核兵器が誤作動して落ちてきたり、事故が起こったりが考えられる。でももっと身近な問題として、電気、ガス、水道が止まってしまったり、流通がストップしてしまうかもしれんのや。今の都市では食料は3日分しか在庫がないし、流通が止まったらたいへんなパニック。社会混乱が起こらないとも限らない。米国では政府が正式に、各国の大使館に“1年分の備蓄をせよ”ということを伝えているくらい何やけど、日本は情報操作されているから、そういうことは話題に上らないようになっている。
 それで、われわれとしては、とりあえずできる備えをしておいた方がいいと思い、提案している。家庭で備蓄しておいた方がよいと思うものと、その量の目安を伝えておきます。

・玄米      60kg/人
・味噌       5kg/人
・醤油       1升
・塩        3kg
・梅干し     10kg
・乾燥した海草やだし用鰹など
・水を入れるタンク
・炭(水をきれいにする為)10kg
・木酢液     1リットル
・七輪
・練炭      200個

 ちょっと聞くと、こういう話は何だか恐ろしい、不安なことという気がするかもしれんけど、これは今の社会体制が崩壊して、永続可能な社会を自ら構築していくチャンスなんやと思う。われわれの体も環境もおかしくなっていく生活は清算して、新しい時代に突入するんやから、私なんか、もうワクワクして
いますわ。

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